記憶の中の写真 13

朝の床屋  (2010/11/29)

 

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PENTAX K-x 18-55mm

 

フィルム時代は、PENTAX SV、ME、MINOLTA XE、XD、XG-1、α303siを使っていたのだが、その後、写真から離れている時代があって、デジタルになってからはスナップ写真を撮るのにコンデジばかりを使っていた。

2010年、デジタル一眼レフも手頃な価格になってきていたので、単三乾電池が使えて、手ブレに強そうなデジタル一眼レフとしてPENTAX K-xを買って使い始めた。

コンデジでは殆どノーファインダー、もしくは背面液晶を見て撮っていたので、当初久しぶりのファインダーを覗いて写真を撮るスタイルに馴染めなくて、街を歩いても人混みにレンズを向けられず街並みや建物ばかりを撮っていた。

結局、小型のミラーレスカメラのLUMIX DMC-GF2を買うまでは、相変わらずメインカメラとしてコンデジを使っていた。

この写真は、折角買った一眼レフを使おうと、冬を目の前にした11月末の快晴の朝、カメラを持ち出して近場を散歩しながら撮った一枚である。

京都に住んでいる時は、近所を歩いても被写体になりそうなところが多く、この床屋も前を通るたびに、思い通りに撮れないかなと気になっていたところであった。

この日、前を通りかかった時は、1年でも太陽が一番低い季節を一月後に控えて、遅めの朝の木漏れ日が影を作っていた。そこを狙って撮った一枚である。

 

まあ、なんてことはない写真だが、気になっていたこの床屋の写真で、自分なりの決着がついた一枚となった。