記憶の中の写真 62

浅草 (2005/3/6)

 

CASIO QV-R51

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京都に住んでいる時、東京の仕事の定宿は浅草に決めていた。

 

特に浅草に対する強いこだわりがあった訳ではなかったが、仕事先の立地とホテルの取りやすさから浅草に決めていた。

 

勿論、仕事上の利便性だけではなく、飲食や買い物にも便利で全く不満に感じることはなかった。

 

浅草は三社祭ほおずき市隅田川花火大会にサンバカーニバル、酉の市、羽子板市とイベントも多く、一度は見に行こうと考えていたけれど、結局仕事で滞在する日と合わなかったのか、忙しくて余裕がなかったのか、一度も見に行くことはなかった。

 

そういうこともあって、僕は本当の浅草の魅力をまだまだ分かっていない。

 

浅草はかつては東京を代表する一番の歓楽街であったがその主役が他の街に移ってしまい、昭和で時代が止まっている風情があり、盛況が去った悲しさや侘しさのようなものも感じる。

 

この寂しさや侘しさは、規模も今の盛況度合いも違うし、街全体が持つ雰囲気も全く異なるのだが、どこかかつての盛況が去った大阪の新世界や神戸の新開地、京都の新京極に相通ずるものがあるように感じる。

 

浅草に足を運ぶと、昔の日本を感じるので落ち着くところと、まるで昭和のアミューズメントセンターのようなワクワクするところがある。