記憶の中の写真 59

掛け替え (2009/01/20)

Pentax K-x 18-55mm

 

都内で生活をしていると自然との距離が遠くなったと感じる。

 

近くに山や海がないエリアだけに一層その感が強い。

 

どこまでも広がる平野に延々と続く住宅街や商業地、こちらに転居してきた当初はそのどこまでも建物が延々と続く平地に圧倒された覚えがある。

 

京都市内に住んでいた時は、もう少し身近に自然を感じることができた。

 

海は近くになかったが、東、北、西と三方を山に囲まれ、市内を鴨川や桂川が流れていたことで自然を目にする機会が多かったからかもしれない。

 

加えて、京都に住んでいるともっと身近に季節を感じることができたように思う。

 

京都には季節の風物詩、歳時がすごく多かったように思う。

 

京都の市民が、街全体が、季節に歩調を合わせて動いているように感じられた。

 

東京では、春の花見、夏の花火、秋のハロウィンや冬のイルミネーションなどはあるが、住民の生活は季節以外のものの力によって独自に動いている感覚を抱いてしまう。