ヤンゴンの街角4 (2017/9/20)
ミャンマーの人たちを外見上特徴づけているものに、ロンジーという巻きスカートとサンダルがある。
加えて、あまりに日差しが強いので頬に塗っているタナカもミャンマーの人たちの外見的な特徴の一つだろう。
タナカを女性や子供たちが頬に塗っているのは、このタナカに日焼けや虫刺されを防ぐ効果があるとされているかららしい。
タナカを塗っている理由を訊いてみると、一様にこの「効果があるとされている」という答えを聞くのだけれど、どうやらしっかりとしたデータに基づくものではないらしい。
まあ、こういった古くから(2000年以上の昔かららしい)の風習や伝統に科学的な根拠を求めること自体がナンセンスなのかもしれない。
そして、ミャンマーでは日傘を差している姿もよく見る。
日本でも最近は男性で日傘を差している姿を見るようになってきたが、ミャンマーでは日傘を差している男性は遥かに多い。
ミャンマーで日傘を差す人の割合は他の東南アジアの国の人たちと比べてもずっと多いようなので、これは単に気候のせいだけではないようだ。
今から四半世紀以上前の1997年に訪れた際にも、日傘を差している人が多かったという印象が強く残っている。
このタナカや日傘で日差しから身を守るというのもミャンマーの文化の一つなのだろう。