神田界隈 (2020/10/13)
神田は新橋と並ぶサラリーマンの聖地といわれる。
夜の飲み屋街にサラリーマンの姿を多く見かけるということでは、新宿だって渋谷だって品川だって決して引けは取らないと思うのだが、どう言うわけだか神田、新橋が二大聖地のようにいわれている。
多分、サラリーマンの比率が大きいとか、街として特段他の機能が目立たないとか、そんな何かが印象を作るのに働いているのだろうと思っていた。
僕のこの駅の利用は乗り換えがほとんどで、たまに降りても、夜飲み歩くことはほとんどなかった。
よく利用するJR山手線と東京メトロ銀座線の二つの路線は、ここで乗り換えるのが一番楽で、他に新橋と渋谷も使うのだが、神田に比べると歩く距離は長くなる。
僕は20年以上前から神田駅をこのJR線と東京メトロの乗り換えに頻繁に使っていた。
カメラを片手に歩いてみて、神田界隈が特に新橋と並んでサラリーマンの街といわれることが、なんとなく腑に落ちた。
他の街では再開発が進み、どこも似たような綺麗な高層ビルが立ち並んでいく中で、かつての面影を残していて、サラリーマンという言葉に代表される時代感と良く合っている。
この街もやがては、サラリーマンの街から、ビジネスマン、ビジネスパーソンという言葉が似合う街になっていくのだろうか。