都市の顔 渋谷 (2019/3/24)
都市はいろんな顔を持っているとは言い古された言葉だが、人はその全ての顔と接しているわけではなく、普段、どれか慣れ親しんだ顔とだけ接している。
そこで、何をしているかで接する顔が異なっている。
毎日の生活をしているのか。
たまに仕事で来ているのか。
いつも買い物に来ているのか。
家族で食事に来てるのか?
仲間と飲みに来ているのか。
はたまた、グループで騒ぎに来ているのか。
また、何に関心があるかで、見るものは違っている。
最新のファッションか。
人気のグルメか。
街を歩く人達か。
お洒落な街並みか。
街の灯やイルミネーションか。
日々、渋谷の街も異なる興味と価値観を持った老若男女が色々な目的でやってきて、それぞれが目にし、接した渋谷の印象を持って帰っていく。
自分がいつもは見ていない街の顔を注意して覗き込んで見ると、街はいつもと異なる印象の顔を見せる。
この時僕はいつもと違う渋谷を見ようと歩いていたから、朝から足下を横切るドブネズミと出会ったのかもしれない。