終わらない夏の渋谷。 (2023/9/10)
真夏日の最多日数を更新した2023年夏、9月中旬に差し掛かっても一向に秋の気配を感じられず、夏の終わりが訪れない。
9月10日、この日も渋谷の気温は32℃になり、青い空には夏の雲が広がり、強い日差しはビルの窓ガラスやアスファルトを照らしていた。
街を歩く人も、一足早く季節を先取りした服装でファッションを決めたいところだが、相変わらずの暑さで、いつもと変わり映えのしない夏の服装で渋谷に出てくる様子だった。
僕が子供のころには、30℃を超えるのは真夏の何日かだけで、そんな日も夕方になると決まって夕立がやってきて、雨宿りをしているとひとしきり雨を降らせた雨雲が去った後は、ぐっと気温が下がって過ごしやすくなっていた。
最近では夕立が無くなり、「夕立」という言葉も死語になり、まるで熱帯地方のスコールのようなゲリラ豪雨にとってかわられたようだ。
この日も自宅に戻る間、夕立で気温が下がるということもなく、夕方になっても照り付ける暑さの中、カメラを提げて帰宅することとなった。